日置荘小校区の史跡


堺市立日置荘小学校

〒599-8114 大阪府堺市東区日置荘西町2丁目46 ·

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.萩原神社:日置荘原寺町

 960年に菅原道真が祀られていますが、境内から平安時代の古瓦が発掘されていることからも分かります。僧行基が開いたという萩原寺もこの地にあり、「日置荘原寺町」という町名も、ここから誕生しています。

 

 

2.地名「日置荘」

 古代に、太陽神の祭祀をもって大和政権に仕えていた「日置部」集団の居住地です。中世には興福寺の荘園であった「日置荘」がおかれたことから、この地名がついたようです。

 

 

 

※1956年:堺市合併の旗行列に向かう日置荘小児童

3.町名「日置荘原寺町」

 萩原神社は、かつて「萩原寺」でもありました(神仏習合)。行基の開創と伝えられており、大いなる聖者が開いた寺ということで「大聖寺」ともいわれていました。この「萩原寺」が、略されてこの町名の「原寺」にあたります。

 

 

 


4.剣池:日置荘原寺町

 原寺の大口の淵に毒蛇が住んでいました。出雲から来られた神様が、お世話になったお礼にその蛇を殺されました。その時に池の辺りで剣を砥がれたので、この池を「剣池」というようになりました。この出雲の神を記念して、スサノオノミコトを祭神とした菅原天神が祀られました。なお、大口池は埋立てられて、現在、地域の会館とグランドになっています。

 

 

 

 


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