美原北小校区の史跡



堺市立美原北小学校

〒587-0001 大阪府堺市美原区大保19



 

 

 

 

 

 

 

 

1.丹比神社:多治井

 宣化天皇を祖先とする多治比真人一族の地だったので、多治比の祖神を祀っていたと考られています。また、反正天皇の河内丹比宮伝承地であり、現在の祭神「多遅比瑞歯別命」は反正天皇のことです。境内にはこの天皇の産湯の井戸が残されています。

 

2.広国神社:大保

 安閑天皇をお祀りしています。この天皇の名前は「廣國押ひろしくにおしだけかなひのみこと」というので、神社も広国神社と名付けられています。この神社には鍋宮大明神が合祀されています。河内鋳物師たちが祖神として祀ったもので、この地域がわが国の鋳物発祥の地であることを伝えています。


3.法雲寺:今井

 空海が開いた長安寺という真言宗のお寺でしたが、1620年に狭山池の堤防が崩れて寺は流されてしまいました。1600年代半ばに、曹洞宗の僧宗月がこの寺地と寺とを譲り受け、1671年に再興しました。翌年に宗月は、黄檗山万福寺の隠元の弟子の慧極道明に譲り、1673年に法雲寺と名を改め整備しました。建築当初の伽藍構成を現在に残し、大殿には3333体の本尊が安置されているそうです。

4.丹比廃寺(徳泉寺)跡:多治井

 徳泉寺は、真言宗金剛峯寺の末寺で、空海が開祖とされています。また、松永久秀が伽藍を破壊して城を築いたとされています。その後再興されましたが1939年に火災で焼失しました。なお、徳泉寺の建立前には丹比寺という奈良時代の寺があったようで、創建当時の瓦が出土しています。

 

 


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