
阪堺電車「宿院」停留所でおりて、西に少し行ったところが、今回の場所です。写真の利晶の杜です。ここは、平成27年(2015)3月に開館した、堺の歴史・文化を発信する堺の観光の施設です。堺の歴史・文化を観光したい人が、まず最初にこの利晶の杜に来られた上で、市内の観光名所をめぐってほしいと考えてつくられたところです。
この施設の名前の「利晶」とは、堺がほこる文化人の千利休と与謝野晶子とをさしています。その名の通り、中に入ると一階は、千利休の生きた時代と利休好みの茶碗(ちゃわんとがパネルと実物などで展示(てんじしてあり、また映像で利休の茶の>湯の心が分かるように解説しています。さらに利休が京都につくった待庵という国宝の茶室が実物大で再現されていて、利休のわび・さびを実感することができるでしょう。

二階に上がると、そこは与謝野晶子の部屋で、晶子の仕事や生涯が分かるようにパネルなどで展示されています。生家・駿河屋が実物大で再現されたり、たくさんの作品集なども実物展示されたりしています。
また、一階の床一面には文久2年(1862)の堺大絵図が設置されており、江戸時代の終わり頃の堺のすがたがわかり、興味をもって見ることができます。その奥には堺大空襲前の昭和の宿院付近の模型が展示されており、現在との違いがよく分かります。
このように、利休と晶子を中心に、堺の歴史と文化とを実感しながら、堺の観光をするきっかけづくりができる施設となっています。
堺の人たちには、ここで堺の歴史を再発見してもらって堺の魅力を改めて感じてもらい、他の地域からこられた方には堺を知っていただければいいなぁと思います。
