119 利り晶しょうの杜もり

利晶の杜

 阪はん堺かい電車でんしゃ「宿院しゅくいん」停留所ていりゅうじょでおりて、西に少し行ったところが、今回の場所です。写真の利晶の杜です。ここは、平成27年(2015)3月に開館かいかんした、堺の歴史れきし・文化ぶんかを発信はっしんする堺の観光かんこうの施設しせつです。堺の歴史・文化を観光したい人が、まず最初にこの利晶の杜に来られた上で、市内の観光名所をめぐってほしいと考えてつくられたところです。

 この施設の名前の「利晶」とは、堺がほこる文化人の千利休せんのりきゅうと与謝野よさの晶子あきことをさしています。その名の通り、中に入ると一階かいは、千利休の生きた時代と利休好みの茶碗(ちゃわんとがパネルと実物などで展示(てんじしてあり、また映像えいぞうで利休の茶の>湯ゆの心が分かるように解説かいせつしています。さらに利休が京都につくった待たい庵あんという国宝の茶室が実物大で再現さいげんされていて、利休のわび・さびを実感じっかんすることができるでしょう。

与謝野晶子復元生家

 二階に上がると、そこは与謝野晶子の部屋で、晶子の仕事や生涯しょうがいが分かるようにパネルなどで展示されています。生家せいか・駿河屋するがやが実物じつぶつ大だいで再現されたり、たくさんの作品集さくひんしゅうなども実物展示されたりしています。

 また、一階の床ゆか一面には文久ぶんきゅう2年(1862)の堺さかい大絵図おおえずが設置せっちされており、江戸時代の終わり頃ごろの堺のすがたがわかり、興味きょうみをもって見ることができます。その奥おくには堺大空襲前だいくうしゅうまえの昭和の宿院しゅくいん付近ふきんの模型が展示されており、現在との違ちがいがよく分かります。

 このように、利休と晶子を中心に、堺の歴史と文化とを実感しながら、堺の観光をするきっかけづくりができる施設となっています。

 堺の人たちには、ここで堺の歴史を再発見さいはっけんしてもらって堺の魅力みりょくを改めて感かんじてもらい、他の地域ちいきからこられた方には堺を知っていただければいいなぁと思います。

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