66 天神さん・・菅原すがわら神社じんじゃ

菅原神社楼門

 開口あぐち神社(大寺さん)から、大小路筋おおしょうじすじをこえて北に向かうと、菅原神社に出ます。人々からは「天神てんじんさん」とよばれて親したしまれていますが、その名前の通り、菅原道真すがわらのみちざねをおまつりしている神社です。

 899年に右う大臣だいじんになった菅原道真は、現在、学問の神様さまとして有名ですが、実権じっけんをにぎりたい左さ大臣の藤原ふじわら時平ときひらたちに九州きゅうしゅうの太宰府だざいふというところに流ながされます。ところが、今から1000年以上も前に、道真が大宰府で造つくられた木像が一体、堺の北庄きたのしょうの浜に流れつきました。北庄の氏神うじがみさまの常じょう楽寺らくじの僧そうがこの木像をおまつりし、997年に天神の社やしろをつくられました。これが菅原神社の始まりです。

 その後、大坂冬ふゆの陣じん(1614年)で、堺の町を徳川とくがわ方にうばわれるのをおそれた豊臣とよとみ方は、堺の町を焼やいてしまいました。この菅原神社も焼けてしまいました。しかし、もとのように再建さいけんをし、堺の鉄砲てっぽうを造っておられた榎並屋えなみや勘かん左ざ衛門えもんさんが、延宝えんぽう5年(1677)に楼門ろうもんを建てたと伝えられています。この楼門は、山之口筋やまのくちすじ商店街しょうてんがいの側に残されて大阪府おおさかふ有形ゆうけい文化ぶんか財ざいに指定していされています。

菅原神社拝殿:明治35年前後.

 この境内けいだいには、牛の石像せきぞうが2体奉納ほうのうされていますが、これは、菅原道真が丑うし年どしの生まれであり、またなくなられたのが903年の丑年であったことから、全国の道真をおまつりしている天満宮てんまんぐうに奉納されており、この神社にもあるのです。私の子どものころには、この牛のせなかにのってよく遊あそびましたが、今ではそんなことはできそうもありませんね。

戎さん

 

 

 また、この神社には、戎えびす神社もおかれており、毎年1月9日~11日には「えべっさん」のおまつりが行われ、多くの商売しょうばい人にんたちが「商売しょうばい繁盛はんじょう」を願って福ふくざさを受けとり、店にまつっています。

 6月にはホタルもはなされて、楽しませています。

菅原神社庭園

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